reportレポート野口宇宙飛行士の活動レポート32

2021.03.01

野口宇宙飛行士ウィークリーレポート Vol.13(2/19~2/25)

野口宇宙飛行士は、2021年2月21日(日本時間)に打ち上がったシグナス補給船運用15号機(NG-15)を、2月22日(日本時間)に、カナダアーム2(SSRMS)を操作して把持(キャプチャ)を行い、その後、マイケル・ホプキンス宇宙飛行士とともにNG-15への入室も行い、実験関連品などの搬入を行いました。

他にも、野口宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)内に多数あるNASAの制御装置(Multiplexer-Demultiplexer: MDM)のソフトウェアが更新されたことに合わせて、宇宙飛行士が操作するラップトップコンピュータ(Portable Computer System: PCS)のソフトウェアの更新作業を地上と連携して行い、また、4回目の船外活動(EVA)に向けた準備として、キャスリーン・ルビンズ宇宙飛行士とともに船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)の軌道上フィットチェックを実施しました。

船外活動ユニット(EMU)と野口宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

各作業の中、全5回に渡り開催した国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」利用シンポジウム2021~「きぼう」の成果が未来の"現実"になる~のイベントにも軌道上より出席しました!JAXA佐々木理事/有人宇宙技術部門長、NASAキャシー・リーダース局長とISS利用と探査の将来像についてディスカッションを行い、その様子はLive配信されました。

さて、いよいよ3月5日は、野口宇宙飛行士の自身4回目となる船外活動が予定されています。JAXAでは3月4日に金井宇宙飛行士およびEVA担当の島村運用管制官による船外活動解説番組を配信、当日の活動の模様はNASA TVで生中継されますので、ぜひみなさまご覧ください!