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野口宇宙飛行士の活動レポート

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2021.01.14

野口宇宙飛行士ウィークリーレポート Vol.6(12/18~1/7)

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

キューポラから撮影した初日の出(出典:JAXA/NASA)

年末に放送された「【KIBO宇宙放送局】THE SPACE SUNRISE LIVE 2021」の生中継はご覧いただいたでしょうか。野口宇宙飛行士はカメラや照明のセッティングまで、全て1人で実施しながら、仕事の合間を縫って出演しました。他にも「第71回NHK紅白歌合戦」への出演やJAXA公式Twitterでも新年の挨拶をしていましたね。

野口宇宙飛行士らクルーは、クリスマスの日は休暇を取り、それぞれリラックスした休暇を過ごしました。では、年末年始の野口宇宙飛行士の活動をいくつかご紹介します。

静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)の試料カートリッジの清掃および試料カートリッジの交換を行いました。(ELFについては、Vol.2のウィークリーレポートもご覧ください。)また、「きぼう」船内が実験ラボとして微生物学的に健全に保たれていることの検証を目的とした、『「きぼう」日本実験棟 船内実験室微生物環境の評価』作業を実施し、「きぼう」船内実験棟の微生物をサンプリングし、冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保管しました。

軌道上では様々な装置を使用して実験や研究を行っていますが、軌道上で生きた細胞組織の立体観察を行うことができる顕微鏡システム、ライブイメージシステム(Confocal Space Microscopy: COSMIC)があります。
このCOSMICは、細胞や組織の立体構造を軌道上のその場で生きたまま観察ができるという特徴があります。野口宇宙飛行士は、このシステムの動作確認も行いました。

また、野口宇宙飛行士は、シグナス補給船運用14号機放出に向けて、軌道上のゴミの積載作業を実施しました。国際宇宙ステーション(ISS)内では、地上での生活と変わらず定期的に掃除をしています。さて、掃除のときに出たゴミはどうしているのでしょうか?実は、ゴミはまとめて補給船などに積めています。そして、ゴミを積んだ補給船を、大気圏に突入させて焼却廃棄をしているのです。

来週は、新しい実験に向けた作業を予定しておりますので、次回のレポートを楽しみにしてください。

「きぼう」船内にて作業を行う野口宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

「デスティニー」(米国実験棟)にて、野口宇宙飛行士らISS第64次長期滞在クルー(出典:JAXA/NASA)