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野口宇宙飛行士の活動レポート

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2020.12.01

野口宇宙飛行士ウィークリーレポート Vol.2(11/20~11/27)

キューポラ内で撮影された野口聡一宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

野口宇宙飛行士は、今週も様々な作業を行いました。「きぼう」エアロックスライドテーブル上の親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)から、米国NanoRacks社製の小型衛星放出機構(NanoRacks CubeSat Deployer: NRCSD)を取り外し、さらにキャスリーン・ルビンズ宇宙飛行士と連携してMPEPをエアロックスライドテーブルから取り外しました。

創薬に向けた実験分野では、高品質タンパク質結晶生成実験の準備作業として、実験で使用する保冷剤を「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST)へ設置。
キャスリーン・ルビンズ宇宙飛行士が行う眼の機能障害を調べる実験の支援として、光干渉断層計(Optical Coherence Tomography: OCT)という装置を用いた検眼を行いました。

また、野口宇宙飛行士が直接行った作業ではありませんが、今週は、物質科学の実験分野の実験として、地上からの指令で、多目的実験ラック2(Multi-purpose Small Payload Rack 2: MSPR-2)を起動し、静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)の実験が行われました。ELFは、静電気力で実験試料を浮遊させ、レーザーを照射、金属や合金等の2000度以上でしか溶けない物質を液体状にして、密度、粘性、表面張力を調べることができる装置です。

11月26日は、アメリカ合衆国とカナダの祝日である感謝祭にあたり、ISSのクルーも休日でした。 夕食時にはクルーが集まり、野口宇宙飛行士は宇宙日本食を振る舞ったそう。7人のクルーで楽しむ休日のディナーは格別だったことでしょう。

野口宇宙飛行士ツイッターより感謝祭の日に休暇を過ごすクルーの様子(出典:JAXA/NASA)