星出宇宙飛行士ウィークリーレポート Vol.21(9/27~10/3)
国際宇宙ステーション(ISS)は条件がそろえば、様々な場所から肉眼で見ることができます。ISSを見るチャンスは意外と少なくないのです。たとえば、本日10月6日は、九州や中国四国地方、近畿、北陸など、日本の多くの地域で、宵空に良く見えるはずです。ISSの位置予測を掲載している、「#きぼうを見よう」を参考に、ISSを探してみてはいかがでしょうか。星より段違いに明るく輝き、ゆっくり動いていく点を見つけることができるでしょう。そしてそこに星出宇宙飛行士がいる、ということを感じてみてください。
#きぼうを見よう(運営:KIBO宇宙放送局)(外部サイト)
今週も、星出宇宙飛行士の活動や、「きぼう」船内で行われた作業の一部を紹介します。
9月29日、細胞培養装置追加実験エリア(Cell Biology Experiment Facility-Left: CBEF-L)の温度調節について地上と連携してチェックしました。
9月30日、小型衛星放出機構(JEM Small Satellite Orbital Deployer: J-SSOD)のチェックをした後、放出口のカバーを取り外し、断熱材の取り付けを行って、「きぼう」エアロック内に収納しました。本日10月6日、「きぼう」から4機の超小型衛星を放出する予定です。超小型衛星放出の様子は、YouTube JAXAチャンネルでも配信予定です。詳しくはこちら。
10月1日、静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)の試料ホルダを交換し、試料カートリッジの機能をチェックしました。また、試料カートリッジを静電浮遊炉に固定するネジを交換しました。
今週は、星出宇宙飛行士のTwitter投稿からも紹介します。
大型で非常に強い台風として日本に接近した台風16号を、ISSからもはっきりとらえることができました。宇宙から見ると、その大きさに驚かされますね。
昨日、速報でお伝えしたように、星出宇宙飛行士は、トマ・ペスケ宇宙飛行士に船長を引き継ぎました。来週のウィークリーレポートでは、その様子を含めてご紹介します。お楽しみに!
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