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星出宇宙飛行士の活動レポート

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星出宇宙飛行士ウィークリーレポート Vol.13(7/26~8/1)

7月29日にロシアの多目的実験モジュール「ナウカ 」が国際宇宙ステーション(ISS)のロシアモジュール「ズヴェズダ」にドッキングしました。ドッキング後、ナウカのスラスタの計画外の噴射によりISSの姿勢が傾くという事態が起こりましたが、星出ISS船長をはじめとするクルーと地上管制官の連携で、速やかにISS全体の姿勢制御を取り戻しています。

ナウカがドッキングした後のISSの様子 ©︎NASA
ナウカがドッキングした後のISSの様子 ©︎NASA

さて、今週も星出宇宙飛行士は、ISSでたくさんの作業を行いました。その一部を紹介していきます。

7月26日、「きぼう」日本実験棟内の物品整理を行ないました。8月10日に打ち上げが予定されているシグナス補給船運用16号機(NG-16)で到着する物品を収納する場所を確保するためのものです。
7月27日、「きぼう」ネットワーク ストレージの通気口にあるメッシュ部分を清掃しました。これはデータを記録し、地上とのやり取りなどにも使用するストレージ(記憶装置)です。
7月28日、静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)の試料ホルダの交換作業をしました。ELFは、静電気力で試料を浮遊させながら加熱、冷却することのできる装置です。このウィークリーレポートでも何度か紹介していますね。容器を使わずに試料を加熱することができるため、融点が3000℃にもなるような高融点の物質でも容器由来の不純物の心配がなく、高い純度を保ちながら融解することができます。物質そのものの液体状態を観察し、その熱物性値(密度、粘性、表面張力)を調べられるのです。
7月29日、画像取得処理装置(IPU)ライブイメージングシステム(COSMIC)のコンバータを移設する作業をしました。これは、7月30日に行うチェックアウト作業の準備でした。この際、COSMICの映像を地上に送り、確認作業も行っています。リアルタイムに地上で生きた細胞組織を観察するためのテストです。

今週はJAXAフライトディレクタのTwitter投稿を紹介します。

JAXAきぼうフライトディレクタTwitterより
JAXAきぼうフライトディレクタTwitterより

来週のウィークリーレポートはお休みします。次回は、8月18日ごろ公開予定です。お楽しみに!

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