【ISSリアルタイム交信】スペースJAPAN特別企画「宇宙好きキッズ大集合!~古川宇宙飛行士と宇宙の未来を熱く語ろう~」を開催しました!
2月2日、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中のJAXA古川聡宇宙飛行士と地上を結ぶイベント【ISSリアルタイム交信】スペースJAPAN特別企画「宇宙好きキッズ大集合!~古川宇宙飛行士と宇宙の未来を熱く語ろう~」を開催しました。
イベントの概要と参加者のご紹介
今回のイベントは、「スペースJAPANを応援しよう」というテーマのもと、宇宙が大好きで、自身でも様々な活動に取り組む小中学生にお集まりいただき、古川宇宙飛行士と宇宙について熱く語ろう!という内容。
スタジオにはJAXAの月極域探査機(LUPEX)のプロジェクトマネージャ・麻生大と有人宇宙技術部門広報担当の柳田がスタンバイ。小中学生はオンラインで参加し、ISSに居る古川宇宙飛行士とリアルタイムで交信を行いました。
参加してくださったのは、増田さん(中学1年生)、沖本さん(小学6年生)、財部さん(小学5年生)の3名。それぞれ、宇宙に並々ならぬ情熱を抱いて活動をされています。
ISSリアルタイム交信「古川宇宙飛行士と宇宙の未来を熱く語ろう」
3名の宇宙キッズがそれぞれ情熱を注いでいること、自分の宝物など、自己紹介を終えた後は、いよいよ古川宇宙飛行士とのリアルタイム交信がスタート。冒頭では古川宇宙飛行士がISSでの近況を報告。民間主導の有人飛行ミッション「Axiom Misson 3」で到着した仲間を含め、計11人が滞在しており、とても賑やかだと語りました。
その後は早速、宇宙キッズから古川宇宙飛行士の質問タイム。トップバッターの増田さんからは「宇宙に居るときに、いちばん食べたくなるものは?」「宇宙飛行士さんに人気のある宇宙食は?」という質問が投げかけられました。
続く沖本さんからの質問は「技術などを気にせず好きな星に行けるとしたらどこか」「打ち上げの際に乗るロケットではどれが好きか」というもの。
そして最後の財部さんからは「ISSで隕石の被害はあるのか、どんな対策が取られているのか」「宇宙飛行士の訓練時、大変な事やつらい事をどう乗り越えたのか」という質問がありました。
古川宇宙飛行士は、子どもたちの質問ひとつひとつに丁寧に回答。宇宙飛行士だからこその体験や知識を交えながら、それぞれの疑問と情熱に応えました。3名とも、古川宇宙飛行士の話に聞き入る表情は真剣そのもの。宇宙飛行士という憧れの人物とダイレクトに言葉を交わせたことに興奮と感動を覚えたようでした。
古川宇宙飛行士は、最後に「皆さんの志と熱い想いに接し、これからの日本の宇宙開発はとても明るいと感じました。皆さん、夢に向かって挑戦を続けてください」とメッセージを伝えました。
麻生プロジェクトマネージャと宇宙キッズ相互の質問タイムも
古川宇宙飛行士との交信を終えた宇宙キッズ3名は、続いて、麻生プロジェクトマネージャとも交流。キッズからマネージャへ、マネージャからキッズへお互いに質問をぶつけました。
現役の宇宙キッズである3名と、かつて宇宙キッズだった麻生プロジェクトマネージャは、宇宙への情熱という共通点があるためか、自然と会話が盛り上がりました。また、子どもたちの夢のある回答に触れた麻生プロジェクトマネージャは「よし、月に行けるぞ!20年後は月面基地だ!と思ってもらえるようLUPEXのプロジェクトを頑張ります」と決意を新たにしたようでした。
なお、今回のイベントの様子は、JAXAの公式YouTubeでアーカイブ配信を行なっております。興味を持たれた方は、ぜひご覧ください。
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