日本人宇宙飛行士として
新たな有人宇宙活動の発展に貢献
Roscosmos Cosmonaut
アンドレアス・モーゲンセン
ESA Astronaut
ジャスミン・モグベリ
NASA Astronaut
コンスタンチン・ボリソフ
JAXA Astronaut
古川聡
宇宙でしか見つけられない答えが、あるから。
日本人宇宙飛行士として
新たな有人宇宙活動の発展に貢献
Roscosmos Cosmonaut
アンドレアス・モーゲンセン
ESA Astronaut
ジャスミン・モグベリ
NASA Astronaut
コンスタンチン・ボリソフ
JAXA Astronaut
古川聡
Image by JAXA/NASA
2024年3月12日18時47分頃(日本時間)
帰還時
日本人宇宙飛行士第2位
宇宙滞在日数
(累計)366日8時間34分
日本人宇宙飛行士第2位
ISS滞在日数
(累計)362日3時間46分
日本人宇宙飛行士第2位
Crew-7
宇宙滞在記録199日2時間20分
日本人宇宙飛行士第2位
Crew-7
ISS滞在記録197日2時間04分
「新たな価値創出の準備」と「着実な成果蓄積」で拓く「きぼう」利用のさらなる多様化
地上の豊かな暮らしにつながる細胞培養実験や新材料創出の材料研究に貢献する静電浮遊炉実験など、多様な利用形態を提供する「きぼう」の実験を着実に推進するとともに、立体臓器創出技術の開発など「きぼう」における新たな価値の創出へ向けた準備やアジア地域の国際協力教育ミッションを実施し、日本のプレゼンスをより一層高めた。
民間企業が事業者となって推進している超小型衛星放出ミッションの準備を確実に行い、2基の放出に成功するとともに、中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)を活用した民間企業の技術実証や材料曝露実験を推進。
民将来の国際宇宙探査に向け、若田宇宙飛行士から引き継いだ「次世代水再生技術実証システムの実証」、「宇宙火災安全技術研究」を着実に推進するとともに、探査に向けた新しい技術実証としてクルー支援ロボットの実証を行い、技術実証のステップアップに貢献。
地上で準備した細胞を、細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)の1G部およびμG部で6日間培養した。細胞が重力変化によってどのように応答しているかをリアルタイムで観察する為に、ライブイメージングシステム(Confocal Space Microscopy: COSMIC)を使用して計7回の顕微鏡観察を行った。細胞は経時的※に化学固定を行って地上回収され、研究者が解析を行っている。
実験準備のためにCBEF、COSMICをセットアップし、実験中には細胞の培地交換、顕微鏡へのサンプル設置交換、培養終了後の化学固定処理などを行った。
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細胞の重力センシング機構の解明 | 「きぼう」利用のご案内 | JAXA 有人宇宙技術部門
宇宙環境を活用して、iPS細胞を用いたヒト器官原基創出法を発展させ、大血管を付与した立体臓器の創出を目指した基盤技術開発を行う。これまでに、大血管周囲への肝芽の三次元凝集技術と、大血管付与技術を確認しており、現在、肝芽の自己組織化技術と、灌流培養技術の確認に向け実験準備を進めている。
古川宇宙飛行士は、実験準備として、新規開発した立体培養用自動溶液交換器具2型(T-DOCS)の設置や機能確認、ライブイメージングシステム(COSMIC)の機能確認、「きぼう」の共通ガス供給装置(JEM Common Gas Support Equipment:CGSE)への新型ガスボトルユニット取り付けなどを地上と連携して実施した。
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微小重力環境を活用した立体臓器創出技術の開発 | 「きぼう」利用のご案内 | JAXA 有人宇宙技術部門
凍結した実験試料を、冷凍・冷蔵庫(MELFI)で最長3年間冷凍保管。合計4回(概ね6ヶ月後、12ヶ月後、24ヶ月後、36ヶ月後)帰還させる。
MELFIへの試料の移設や、宇宙放射線量測定器の設置などを行った。
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宇宙環境が精子幹細胞の繁殖能力へ及ぼす影響の解析 | 「きぼう」利用のご案内 | JAXA 有人宇宙技術部門
対象ミッション名:LT PCG 10, MT PCG
20℃(Moderate Temperature Protein Crystal Growth: MTPCG)および4℃(Low Temperature Protein Crystal Growth: LTPCG)の実験を実施した。
サンプルを冷凍・冷蔵庫(Freezer-Refrigerator of Stirling Cycle2:FROST2)に移設するなど、実験の準備や終了後の処理を行った。
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タンパク質結晶生成宇宙実験 | JAXA 有人宇宙技術部門
Inc.69/70期間中に、国内・海外の実験(計5テーマ)を行った。民間商用ミッションAx-3滞在中には、トルコとの国際有償実験を行った。
安定的な実験遂行のため各実験テーマの試料ホルダ交換やチャンバー内部の清掃、ガスボトルや今回機能を向上させた新しい位置センサの交換作業などを行った。
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静電浮遊炉(ELF)を使用した高精度熱物性測定 | 「きぼう」利用のご案内 | JAXA 有人宇宙技術部門
東京大学・日本大学等の大学とJAXAが協力し、超小型惑星探査機のための技術実証実験を行うBEAKと、民間事業者衛星として、クラーク記念国際高等学校の学生が主体となって開発されたClark sat-1の合計2機が放出された。
放出前のエアロックへのJ-SSOD設置作業、放出時の写真撮影、放出後のエアロックからの取り外し作業などを行った。
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小型衛星放出機構(J-SSOD) | JAXA 有人宇宙技術部門
「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)による地上撮影、国際宇宙ステーション- 地上局間の高秘匿光通信の実証(SeCuRe lasEr communicaTionS terminal: SeCRETS)のレーザ光を用いた地上との光通信実験、小型ペイロード搭載支援装置(Small Payload Support Equipment: SPySE)に搭載された、JAXAと日立造船の共同研究による全固体電池や民間事業者による曝露実験など、i-SEEP搭載の複数のミッションが継続的に同時に行われ、利用の幅が広がっている。
実証実験が完了した装置を船内に回収し、次の実験装置を船外に搬出するために、i-SEEPへの装置の取り付け・取り外し作業などを行った。
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中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)による船外利用 | 「きぼう」利用のご案内 | JAXA 有人宇宙技術部門
星出宇宙飛行士による準備作業・若田宇宙飛行士長期滞在中の全工程(イオン交換、電気分解、電気透析)運転成功に引き続き、古川宇宙飛行士滞在中には、さらに実証実験を重ね、今後の装置開発に有効な多くのデータを得ることができた。
実証実験終了後に、水再生サンプルを採取して帰還のために冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に格納、また、多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)からの装置の取り外しなどを行った
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次世代水再生実証システム | 「きぼう」利用のご案内 | JAXA 有人宇宙技術部門
2022年より断続的に実施されている本実験では、世界で初めてとなる、重力影響を考慮した材料の可燃性評価手法について、妥当性検証を行うための実験データを取得している。古川宇宙飛行士による作業により実験再開の準備が整い、今後の実験を通じた様々な材料に関する実験データの蓄積と、有人宇宙探査における火災安全性向上への貢献が期待される。
実験の再開に向けて、固体燃焼実験装置(Solid Combustion Experiment Module :SCEM)の多目的実験ラック(MSPR)への設置や、機器の動作確認作業を地上と連携して行った。
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火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重力影響の評価 | 「きぼう」利用のご案内 | JAXA 有人宇宙技術部門
予定していた初期チェックアウト運用は、Inc.70ですべて実施し、実施結果を評価中。その後、定常運用に移行する予定。これにより、宇宙飛行士の撮影タスクが大幅に軽減され、実験や運用にかけられる時間が増加することが期待される。
航法・誘導・制御機能のテスト、自動ドッキング機能の確認、飛行中のInt-Ball2の撮影などを行った。
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Int-Ball2が宇宙に旅立ちました! | JAXA 有人宇宙技術部門
日本を含むアジア・太平洋地域の9つの国・地域の学生570名から245件の応募の中より選ばれた16件の宇宙実験テーマとこれまでにない新しい取り組みとして「宇宙でできるエクササイズ」枠の5件の実験を実施。実験テーマの提案者49名のうち、オーストラリア、タイ、台湾、シンガポールや日本の学生総勢30名が筑波宇宙センターを訪問し金井宇宙飛行士とともに実験を見守るなど、アジア・太平洋地域における宇宙環境利用の普及、国際協力を推進。
実験開始前の準備作業、並びにすべての実験を軌道上で実施した。
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アジアントライゼロG | JAXA 有人宇宙技術部門
Kibo-ABC※メンバーの国・地域とアメリカ合衆国、国連宇宙部の合計12の国・地域・組織が参加し、過去最多の421チーム、1685人の応募があった。予選を勝ち抜いた代表10チームが軌道上での大会に臨んだ。台湾代表「Flying Unicorns」が優勝に輝いた。
「きぼう」船内で、大会本番の準備、また、本番中のサポートや撮影作業などを行った。
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「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC) | JAXA 有人宇宙技術部門
古川宇宙飛行士向けに、宇宙日本食については新規認証品2品を含む41品を、生活用品については、新規搭載品4品を含む12品を搭載した。
軌道上で実食・使用し、その様子を紹介する画像・映像の撮影などを行った。
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宇宙日本食 | JAXA 有人宇宙技術部門
宇宙での生活用品 | JAXA 有人宇宙技術部門
長期滞在中のミッション内容の理解増進を図る交信イベント(計4回)やビジネスメディアとの連携した番組配信を実施し、幅広い層へリーチし、視聴回数の総計は 約6万3千回(3月8日時点)。また、新規施策として、宇宙教育センターと連携した高校生・大学生向けの「ISS宇宙実験のリアル」を学ぶオンラインセミナーを開催し(参加者239名)、宇宙教育を推進。
政府主催のイベントとして、盛山文部科学大臣、高市内閣府特命担当大臣(宇宙政策)及びSLIMプロジェクトゆかりの大学院生7名による交信イベントを行い、有人宇宙技術や将来宇宙探査への理解増進を行った。
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古川宇宙飛行士/crew7 - YouTube
【2030年代 人類は月に住む】JAXAと民間企業の宇宙ビジネス最前線/古川宇宙飛行士が生出演/地球の産業は全て宇宙で必要な産業になる/月滞在を見据えた食料供給システム/水・空気を再生する環境制御技術 - YouTube
古川宇宙飛行士は、2023年8月から2024年3月までの約7か月間にわたり、交信イベントや宇宙ならではの映像撮影など、宇宙での活動の様子を地上に届けました。
【Crew-7】古川宇宙飛行士 打上げ生中継
【Crew-7】古川宇宙飛行士 ISS到着生中継
JAXA 古川聡宇宙飛行士の国際宇宙ステーションからの軌道上記者会見
古川宇宙飛行士ISS長期滞在ミッション概論~ISS宇宙実験のリアル~
【2030年代 人類は月に住む】JAXAと民間企業の宇宙ビジネス最前線/古川宇宙飛行士が生出演/地球の産業は全て宇宙で必要な産業になる/月滞在を見据えた食料供給システム/水・空気を再生する環境制御技術
【ISSリアルタイム交信】古川宇宙飛行士にプレゼン!宇宙好き大学生の『推しミッション』
古川聡宇宙飛行士のISS交信(VIPコール)
【ISSリアルタイム交信】スペースJAPAN特別企画「超小型衛星ミッションに挑む!古川宇宙飛行士×学生トークセッション」
【ISSリアルタイム交信】スペースJAPAN特別企画「古川宇宙飛行士に挑戦!高校生スペースクイズ」
【ISSリアルタイム交信】宇宙好きキッズ大集合!古川宇宙飛行士と宇宙の未来を熱く語ろう!!
JAXA 古川聡宇宙飛行士の国際宇宙ステーションからの軌道上記者会見
【Crew-7】古川聡 宇宙飛行士 帰還生中継
JAXA古川聡宇宙飛行士による帰還後記者会見
古川聡宇宙飛行士(第69/70次長期滞在クルー)の帰国記者会見