大西宇宙飛行士らがISSへ入室、ISS長期滞在開始!

3月16日14時40分頃にクルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)と国際宇宙ステーション(ISS)間のハッチが開かれ、大西宇宙飛行士ら長期滞在クルー4名がISSへ入室しました。いよいよ、大西宇宙飛行士のISS長期滞在の始まりです!では、ISSへの到着の様子を、遡ってご紹介しましょう。
[3月16日13時04分] Crew-10が、ISSへドッキング
大西宇宙飛行士らISS長期滞在クルーが搭乗するCrew-10が、3月16日13時04分にISSへドッキングしました。
ドッキングの成功後、大西宇宙飛行士が「クルー全員を代表して、すべてのパートナーの皆さん、特に私たちを訓練しISSへの安全な到着を支えてくれたSpaceXの皆さんに心から感謝します。漆黒の宇宙に輝くISSを目にして、とても感動しました。まさに人類の技術力と国際協力の象徴であり、このプログラムの一員になれたことは、私たちにとって大変光栄に思います。これからたくさんの仕事が待っていますが、取り組むことを楽しみにしています。ここまでの道のりを支えていただいたすべての方々に、心から感謝します。」とコメントしました。
その後、およそ1時間30分かけてハッチのリークチェック(気密点検)やCrew-10船内とISS内の気圧を同じにする作業などを行いました。


[3月16日14時35分] ハッチが開かれ、ISSへ入室しウェルカムセレモニーへ
3月16日14時35分にCrew-10とISS間のハッチが開かれ、大西宇宙飛行士は1番目に手を叩きながら、ISSへ入室しました。現在のISS長期滞在クルーから出迎えを受け、大西宇宙飛行士は、笑顔で抱き合いしながら到着を喜びました。

ウェルカムセレモニーで大西宇宙飛行士は、「家族と友人、同僚とパートナーの皆さん、SpaceX、NASA、CSA、ESA、ロスコスモス、そしてJAXAの皆さんに心から感謝します。私たちがISSに辿り着くことを可能にしてくださり、本当にありがとうございました。正式にExpedition72の一員となることができ、とても感激しています。」と感謝の気持ちを英語で伝え、そして「日本の皆さん、応援ありがとうございました!元気にISSまで帰ってくることできました。明日から一生懸命ISSでの色々なタスクを頑張っていきたいと思います。ぜひ応援よろしくお願いします!」と日本語でもコメントしました。

これからのISSでの長期滞在において、大西宇宙飛行士は様々な活動を行います。その様子は「大西宇宙飛行士 活動レポート」としてお伝えしていきます!
また、大西宇宙飛行士のX(旧Twitter)にも、ぜひ注目してください!
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