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大西宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)打上げ成功!!

大西宇宙飛行士らクルーが搭乗するSpaceX Crew-10の打上げの瞬間(Image by JAXA)

大西宇宙飛行士ら国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在クルーが搭乗するクルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)は、3月15日8時03分、米国フロリダ州 ケネディ宇宙センターから打ち上げられました。現地の天候は良好で、やや雲のかかる青空を背景に美しい打上げの光景が見られました。

多くの人々が見守る中、青空高く上昇していくファルコン9ロケット(Image by JAXA)

打上げ前のクルーの様子も遡ってお伝えします。

[3月15日 4時48分頃] 大西宇宙飛行士ら、射点への移動を開始!

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルーの大西卓哉、アン・マクレイン、ニコル・エアーズ、キリル・ペスコフ宇宙飛行士らは、3月15日4時48分頃NASAケネディ宇宙センター(KSC)から専用車に乗り込み、射点(発射台)へと出発しました。出発前、大西宇宙飛行士は星出宇宙飛行士と家族からの見送りを受けました。そして、3月15日5時以降に射点に到着し、Crew-10に搭乗しました。

射点に向けて出発する大西宇宙飛行士らCrew-10クルー(Image by JAXA)
集まった人々に手を振る大西宇宙飛行士(Image by JAXA)

[3月15日 5時47分頃] Crew-10のハッチクローズ

3月15日5時47分頃、作業員が船内から全員退出し、Crew-10のハッチが閉じられました。その後、ファルコン9ロケットへの燃料充填作業が始まり30分ほどで充填作業は完了。大西宇宙飛行士らクルー4名は船内で打上げ準備を行いました 。

Crew-10のハッチクローズ作業の様子(Image by JAXA)

[3月15日 8時03分] 打上げへ

そして、8時03分に大西宇宙飛行士らを乗せたCrew-10が無事に打ち上げられました。ファルコン9ロケットの第1段は、回収し再利用されます。打上げ射点近くに地上へ帰還する様子も見ることができました。

8時13分頃、Crew-10はファルコン9ロケットから分離され、所定の軌道に投入されました。大西宇宙飛行士は、「日本の皆さん、たくさんの応援ありがとうございます。9年ぶりの無重力の感覚をかみしめています。ここから先のISSの宇宙の旅を楽しんでいきます」と日本語でコメントし、また、「NASA、SpaceX、特にファルコン9チームに大変感謝しています。ISSへのスムーズな飛行を楽しみにしています」と英語でコメントしました。13日に予定されていた打上げでは、準備の最終段階で地上システムの不具合が発生したため延期されましたが、今日無事にISSへの旅を始めることができました。

射点から打ち上がるファルコン9ロケット(Image by JAXA)
飛行中の大西宇宙飛行士らクルーの船内の様子(Image by JAXA)

ISSへのドッキングは、翌日12時30分頃を予定しています。ISSへの到着の模様は、明日3月16日(日) 13時30分から、JAXA YouTubeチャンネルにて中継を行います。ぜひご覧ください。

※本文中の日時は全て日本時間

JAXA 有人宇宙技術部門 Humans in Space人類の
未知への挑戦を。

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