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野口宇宙飛行士の活動レポート

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2021.04.06

野口宇宙飛行士ウィークリーレポート Vol.18(3/26~4/1)

ISSの第64次長期滞在の期間も残りわずかとなりました。4月9日には新しいクルーがソユーズで打ち上げられる予定です。今週も野口宇宙飛行士は宇宙で元気に活動をしています。その一部をご紹介します。

     キューポラ内で撮影された野口宇宙飛行士らISS第64次長期滞在クルー

キューポラ内で撮影された野口宇宙飛行士らISS第64次長期滞在クルー ©JAXA/NASA

3月26日は、微小重力下における翻訳制御の網羅的解析(Ribosome Profiling)実験の最終日でした。
細胞培養装置(CBEF)から計測ユニット(MEU)を取り出し、培養細胞内の分子が動かないように化学的に固定した後で、冷凍・冷蔵庫(MELFI)の中に入れました。 また、29日には、この実験の後片づけとして加湿器を取り外しました。
「翻訳」とは、タンパク質合成の一過程で、微小重力が細胞の「翻訳」に与える影響を網羅的に解析した例はこれまでになく、生命科学史上初の実験として成果が期待されます。

3月に実施した超小型衛星放出の後片づけとして、「きぼう」エアロック内のスライドテーブルに設置されていた親アーム先端取付型実験プラットフォーム(MPEP)と小型衛星放出機構(J-SSOD)を3月29日に取り外しました。

3月30日には、小型光通信実験装置(SOLISS)の取り付け準備として、「きぼう」エアロック内のスライドテーブル上でアダプターに取りつける作業を行いました。 4月1日には、「きぼう」ロボットアームを地上から操作し、SOLISSはISSの船外プラットフォームに取りつけられました。
昨年、SOLISSは、ISSと地上との間で双方向の光通信に成功しています。
今年もこの実験の続きを実施する予定です。

ISSが神戸、大阪上空を通過した際、野口宇宙飛行士が撮影しました。あいにくの曇り空で、はっきり見えない場所もありますが、淡路島とその周辺の海はよく見えています。

     春霞の神戸、大阪。Hazy #Kobe #Osaka #Japan

野口宇宙飛行士Twitterより

4Kの高精細映像で撮影した宇宙から見た日本列島の映像です。この日の日本は曇りがちだったので、雲に隠れてしまっている部分もありますが、白い雲もまた美しく、リアルな宇宙からの眺めを体感できます。

ISSと地上を結んで、野口宇宙飛行士に直接質問するリアルタイム交信イベントが開催されました。俳優の斎藤工さんらから質問を受け、宇宙での仕事などについて語りました。