reportレポート野口宇宙飛行士の活動レポート 07

2020.11.14

天候不良により打上げ延期。打上準備は順調に進む

野口宇宙飛行士が搭乗する米国のクルードラゴン宇宙船運用初号機(Crew-1)「レジリエンス」を打ち上げるファルコン9ロケットは、再使用のため第1段ロケットを海上のドローン船に垂直着陸させて回収する仕組みになっています。
この着陸予定海域付近の天候が悪く、予定の時刻までにドローン船が予定海域に到着できない見込みとなったため、打上げは1日延期となりました。

射点の様子(出典:JAXA)

レジリエンスおよびファルコン9ロケットや、野口宇宙飛行士をはじめクルーの準備は順調です。現地米国東部時間11月12日には、クルー4人が打上げ射点に向かうリハーサルを行いました。

打上げ射点に向かうリハーサルの様子(出典:NASA)

また、現地米国東部標準時間11月13日午前10時から行われた打上げに向けた記者会見に、NASAブライデンスタイン長官とともに、JAXA有人宇宙技術部門佐々木宏部門長が登壇し、NASAや関係者への感謝と打上げへの期待を語りました。

JAXA佐々木部門長の記者会見の様子(出典:JAXA)

新しい打上げ予定日時は、日本時間11月16日(月) 午前9時27分、ISSへのドッキングは翌17日午後1時ごろを予定しています。