野口宇宙飛行士ウィークリーレポート Vol.8(1/15~1/21)
1月20日に発表があった通り、国際宇宙ステーション(ISS)では1月下旬から2月にかけて、4回の船外活動(Extravehicular Activity: EVA)が実施されます。野口宇宙飛行士はキャスリーン・ルビンズ宇宙飛行士とともに15年ぶり4回目の船外活動を担当する予定です。「初心を忘れず、安全第一、全集中で臨みます!」とTwitterで力強く宣言していましたね。みなさん、引き続き応援をお願いいたします。
今週の野口宇宙飛行士は、管制チームとの会議に加えて、固体燃焼実験装置(Solid Combustion Experiment Module: SCEM)を多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)のワークボリューム(Work Volume: WV)へ設置する作業や、メンテナンス作業の一環として、細胞培養装置(CBEF)庫内の拭き取り作業を実施しました。
また、神奈川県逗子市立久木中学校の学生や地元のアマチュア無線クラブとISSをつないでシャノン・ウォーカー宇宙飛行士とのアマチュア無線交信が行われた際には、茅ヶ崎市出身の野口宇宙飛行士がサプライズで登場しました。
そして地上では、ドラゴン補給船運用21号機(Sp-X21)で帰還した、微小重力環境を活用した立体臓器創出技術の開発(Space Organogenesis)などのサンプルが、1月21日に筑波宇宙センターへ到着しました。野口宇宙飛行士が軌道上で携わった実験のサンプルで、立体臓器の創出に繋がる基盤技術の開発に役立てられます。
野口宇宙飛行士の前半のミッションをまとめた振り返り映像をJAXA YouTubeで公開しています。打上げ前からISS滞在までのハイライトシーンを是非ご覧ください。